JavaScriptのデータ構造2つを解説

急いでいる方は・・・

  • JavaScript には Array Object の2つのデータ構造がある。
  • Arrayは、データを順番に覚えるもの。
  • Objectは、データを名前で覚えるもの。

JavaScript で使う 2つのデータ構造

2つのデータ構造

JavaScript には、2つのデータ構造が存在します。
それは、ArrayObject です。

Array

Array は、複数のデータを順番で覚えます。
Arrayを作る時は、[]のカッコの中に,で区切ってデータを入れます。

const data = [1, 2, 3, 4, 5]; 
// data の中には 1, 2, 3, 4, 5 の "数値データ" が順番に入っている

const data2 = ['a', 'b', 'c', 'd']; 
// data の中には a, b, c, d の "文字データ" が順番に入っている

作ったArrayのn番目を読み出すには、[n]と順番を指定します。
※ n は、最初を0として数え始めます。

const data = ['a', 'b', 'c', 'd']; 

const value = data[1];
// data の 2番目のデータを value に入れる
// value の中身は 'b'
Object

Object も、複数のデータを持ちます。
しかし、順番ではなく名前で覚えます。

Objectを作る場合には、{}で囲います。
中のデータは名前: データの順で書きます。

const data = { name: 'unico' };

上記の場合は、nameという名前の場所にunicoという文字データが入っています。

読み出すときには、.で区切って、名前を指定してあげます。

const data = { name: 'unico' };

const value = data.name; 
// data の name に入っているデータを value に入れる
// value の中身は 'unico'